ヒゲをはじめとした脱毛を考えているあなたへ。
実は毛には「毛周期」と呼ばれるヘアサイクルがあるのはご存知でしょうか?
これを知っていると「どれくらいの期間を空けてクリニックに通えばいいのか?」を考えるときに役立ちます。
月額通い放題の方式や毛1本あたりに料金が反映されるタイプの脱毛の場合はそこまで関係ないかもしれませんが、通うたびにお金を払う場合無駄にお金を払ってしまう可能性があります。
また何回か通っても「効果が出てない箇所がある」と誤解してしまう可能性もあります。
そうならないためにも毛周期について理解を深めておきましょう。
この記事に書かれていること
毛周期(ヘアサイクル)とは?
毛には、成長期・後退期・休止期というものがあり、1本の毛がその3つの状態を繰り返しています。
効率の良い脱毛を行うためには、この周期について理解を深めておく必要があります。
- 成長期:毛が成長している期間
- 退行期:成長を終え、毛が毛乳頭から離れる時期
- 休止期:次に成長を始めるまで活動を停止している期間
という感じです。
そして表面に見える毛(成長期の毛)の割合は、ヒゲの場合が15~20%前後、体の場合は20%~30%です。
自分の体の中には表に出ていないだけで、たくさんの毛が潜伏していることがわかるはずです。(その分ヒゲはほとんどが成長期という感じです)
では実際にどの時期に脱毛に行くのが良いのでしょう?
成長期の時期に脱毛を行うべき
ニードル脱毛や光、レーザー脱毛のどの場合でも基本的には毛が成長期の時期に脱毛を行うべきです。
成長期の毛は一般的に言うと皮膚の表面から濃い毛が出ている状態です。
皮膚の表面から毛が出ていてどんどん太長く成長をしている期間になります。
どの脱毛方式でもこの成長期以外に行かないと効果がないとされています。
退行期の毛は脱毛効果がない
退行期というのは、毛乳頭と呼ばれる毛を生み出す指令を出す部分から栄養を受け取れていない時期の毛を指します。
退行期の毛は自然と抜け落ちてしまいます。
この状態の毛は、毛に指令を出す毛乳頭と繋がっていないため、脱毛時に必要な毛乳頭にダメージを与えるという行為ができません。
この状態ではレーザーや光を照射しようが、ニードルによる電気を流すことを行っても意味がありません。
そのため脱毛を行うのであれば、毛乳頭が活発な成長期あるいは、毛乳頭と毛が分離する前の退行期初期に行う必要があります。
休止期の毛について
休止期の毛は、退行期時に毛が抜け落ちて、次の成長期に向けて準備をしている時期です。
当然ながら毛自体がないので、レーザーによる脱毛もニードルによる脱毛も行うことができません。
自分の毛周期を知っておくことが大切
先ほどの説明通り、毛というのは成長期→退行期→休止期と言う流れで毛が生え変わる性質を持っています。
そのため自分が処理したい箇所が今どの期なのか理解しておくことが大切になります。
先ほどの説明通り、体毛はかなりの部分が潜伏している状態です。
表面に出ている毛(成長期)は体毛で20~30%しかありません。
ヒゲの場合1番表面に出ている部位では70%ほどあるものの、全体としては15%~20%しか表面に出ていないということです。(メンズTBCの脱毛資料より)
減耗の場合は生えている箇所に毎回当てればいいですが、医療レーザーや永久脱毛を考えている人は、退行期や休止期になっている表に出ない毛が生えてくるまで待たないといけない時間が発生してしまいます。
つまり何が言いたいかと言うと、脱毛には時間が掛かるということです。
一定回数以上の通院は「ムダ毛がない清潔感のあるあなた」を作る上で必要になるという事です。
では施術にはどれだけ時間を空けるのかというと大体4週間から12週間程度と言われています。
もちろん、毛周期による生え変わりは個人差があるので、一概には同じとは言えません。
サロンや機関によってはパッチテストによって大まかな目安が分かるところもあるので、担当のカウンセラーや医師に聞いてみると良いでしょう。
おわりに
毛には成長期→退行期→休止期というものがあります。
これを理解することで
- 無駄に通院して時間や費用を掛けなくて済む
- 脱毛には一定回数の通院が必要
ということが理解できたはずです。